華やかで残酷なバルセロナhttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/club_wcup/2006/column/200612/at00011672.html素晴らしいコラムだと思う。
確かにBarcaのフットボールは『サーカス』ではない。
グループとしての連動性がスゴイんだ。
このコラムでは『闘牛』と評してるが、『サーカス』より確実にそっちよりと言う事には大賛成だ。
アクロバチックなロナウジーニョが全てではなく、クラブアメリカ戦の最後に見せたような超高速オートマチックパス回しこそ、Barcaの凄味であると思う。
そこにロナウジーニョやデコやエトーらがスパイスを効かせる。
Barcaのフットボールを『残酷』という表現をする所も大好きだ。
クラブアメリカの面々だってアマチュアではない。
メキシコ最高のクラブなんだし、北中米最強な訳だし、ワールドカップで活躍する選手だって居る。
なのに何も手を出せない、指をくわえてただ見てるだけになってしまう。
もう時間的に逆転不能な時間に、あのロンド。
誰もBarcaの選手にプレスをかけれない、かけにいけない、ボールすら追えない、ただ立ってるだけ状態に陥る。
プレスの掛からない状態、相手がグロッキーで動けないから、さらにロンドはスピードを増す。
そしてトドメの4点目。
幼い子が無邪気に虫を捕まえ、足とかをプチプチむしりとって遊んでいる。
それに似て、まさしく『残酷』だ。
だが、それこそがBarcaがBarcaである所以だと思う。
よく言われる、このインターコンチネンタルカップの必要性。
正直、ここ数年はヨーロッパチャンピオンにとっては邪魔で仕方が無かったんだと思う。
シーズンのド真ん中に強行日程で地球の反対側へ試合をしに行く。
そりゃ大変だ。
こんな所でコンディションを落とし、リーグ戦で劣勢になったらたまったもんじゃない。
南米チャンピオン?もう相手じゃないよ?リベルタドーレス取った時の主力はもうヨーロッパに移籍してきてるし。
まぁ、そんな感じに思ってるんやと思う。
昨年から始まったクラブワールドカップと言うスタイル、コレはアリだと思ってる。
内容には、正直、もう少し考えなアカンと思う所は多々あるが、それはまだ第2回目なんだし、今後の発展に期待したい。
今の単純な力関係なら、間違いなくヨーロッパチャンピオンが別格なんだ。
まぁ、もらえるサラリーに差があるんだから仕方が無いんでは?
だが、このコラムにあるように、ヨーロッパ以外の地域のクラブが世界を体感できる大会であるから、存在意義が高いと思える。
打ちのめされたクラブアメリカ。
それを経済力が違うんだと諦めてしまうのか、我々は井の中の蛙だったと思い立ち上がるのか。
スポーツであるなら、誇り・プライドを持っているのなら後者であって欲しい。
そして、そういった連鎖が続き、サッカーと言うスポーツが、また一段進化していって欲しいもんだ。
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