僕ならどうだろうか?
岐阜市で東日本で同じような災害起こった場合、僕はこの土地から離れる事ができるだろうか?
壊滅的に流された街、あんな感じでも、ここ岐阜市から離れられないような気がする。
避難先というか疎開先の紹介の好意を受けても、それを素直に受け入れられるんだろうか?
折角の好意も無下にしてしまいそうだ。
今現在、平和な岐阜市に居ても、家を探すのに今の家から車で10分離れる事が嫌な人間だ。
疎開や移住を決断する自信がない。
僕のような世間が狭い人間ですら、せめて小学校の校区くらいの広さの人らが何処に行ってどうなるか心配だ。
出来れば移住先でも一緒にやっていきたい。
町内の人も心配。
90歳を過ぎた独居老人の方とか、この町内丸ごと安全な土地に移住しますよといって、ちゃんと着いてきてくれる気力を出してくれるだろうか?
疎開先や避難先で新しいコミュニティと言うか新しい近所付き合いを作る。
う~ん…
新しいルールに馴染まなきゃいけないですよね。
まぁ、元々人が生活してる土地に引っ越すという感じならいいんですけど。
あっちこっちの避難民だけが集まった新しいコミュニティだと、余程のリーダーが出てくれない限り、皆が納得出来る新しいルールをまとめるのにもメンドウな事になりそうだ。
普通の生活には思いのほか、細かいルールっていろいろあるから、ほぼ均等なリーダーシップを持った頭の固い町内会長的な人が数人いたら、すりあわせるのに時間がかかりそう。
船頭多くして、船、山登る。
町内会費の計算の出し方一つとっても、隣の町内とでは全然解釈が違いますんでねぇ。
今、僕が住んでるのが2丁目で倉庫を1丁目に持ってるんですけど、2丁目の町費の計算は世帯数+αですし、1丁目は間口と使用目的で計算だしてます。
どちらも合理的で問題ないけど、そんなの一つすり合わせるのだってメンドクサそうだよね。
ゴミ出しの当番の決め方なんかだけでも隣の町内とは考え方が違ってる。
避難先はその土地の政治家さんや役所さんが主導で運営してもらいたいけど、小うるさい人とかいたりするとまとまらないんだろうね。
そのゴタゴタの中ですんなり新ルールに僕は馴染めるんだろうか?
土地の愛着。
第一次産業をしてる方だと、土地への愛着はもっと凄いんだろうな。
そこで同じ事が出来ないと頭ではわかってても、気持ちがその土地から離れる事が出来ない人が多いと思うんだ。
まぁ、僕の場合、どうせこの辺りは借地なんだし、土地への愛着というより、地の利の愛着かな?
快速が止まる駅まで徒歩5分程度、市役所まで自転車で10分程度、県庁まで車で10分程度(岐阜県庁は変な場所にあるよなぁ…)。
名古屋までは玄関出て最速で30分未満で着く。
その気になれば東京まで玄関出て2時間ちょっと。
国際空港は遠くなって不便になったけど、空港直通の電車が出る名鉄の始発駅まで徒歩5分ちょっと。
市民病院や県病院も車で10分、私立の総合病院(利用したこと無いけど)には徒歩5分。
車で10分も走ればBBQやる程度の自然が満喫できる。
キャンプしようと思うと1時間弱かかるけど。
スキー場は奥美濃には行かないけど2時間もかからない処で滑走可能。
そんな条件の地ってなかなか思いつかないんだよなぁ。
む~ん、それはワガママな事を言ってしまってるだけか…
移住するも正解、残るも正解だと思うんですよ。
まぁ、移住するならするなりのリスクもあるし、残るなら残るリスクもある。
どっちにせよ、それを受け入れる覚悟だけは持てるように、それだけは肝に銘じておこうと思う。
そんなこんなで、あんな壊滅的な事になっても、僕はこの土地から離れられないだろうなぁと思うんだ。
まぁ、残るからには全力で復興の為のバイタリティを切らさずに張り切ってかなきゃいけないんだろうけど。
僕が頭の中でどうこうじゃなく、今現在、本当に困ってる方がたくさん居る訳で。
皆さんに早く安心した日常生活が戻る事を祈ります。
すみません、祈る事しか出来ないです…
すみません…
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