虫にも五分の魂。
命は尊い。
で、そんな倫理が当然で、それが完全なる正義な訳なはずですよね。
テレビでグルメ番組、旅番組なんて見てると、よくあるシーンが、獲った魚介類を船や港で調理するシーン。
イカやタコは、切った後でも足が動いて「わぁ、新鮮!!!!」
エビは生きたままむしりちぎって「うわ、プリプリ!!!!」
小魚や貝類は、生のままペロリして「あぁ、おいしい!!!!」
生きたままで火あぶりだったりね…
よくよく考えたら、残虐シーンなんですよねぇ…
魚介類は鳴かない、何もしゃべらないから、断末魔の叫びは聞こえませんが。
最近のゲームなんて、戦国無双ですら残虐シーンに当たるからなんて年齢制限があるのにね。
手羽先を居酒屋なんかで頼んだ時、たいがい1人前5本出てきますか？
風来坊のような専門店だと、1日に何人前の手羽先が売れるんでしょうか？
まぁ、自分は風来坊行くと、とりあえず3人前くらい食べます。
リアルで計算すると、8羽、死んでますよね。
あの店の繁盛振りをみると、一日で何羽分なんでしょうか？
鶏は毎日、相当な量、きゅーーっとされてるんでしょうね。
まぁ、そんなこんなで、人間は地球上で食物連鎖の最上位に居て、結局は安穏としてるんでしょう。
シーシェパードが日本の捕鯨に激しく反対しています。
絶滅させてしまうほどの捕獲なら、まぁ、反対されて当然でしょうね。
でもそうでなければ、つじつまが合わないと思うんですよ。
牛や豚なんかはOKなん？
犬や猫のペット、今では死後の事まで商売になってますよね。
火葬だったり、お墓だったり。
まぁ、思い入れもありますし、悪くないと思います。
犬や猫が虐待されてたら、「あぁ、かわいそう」
と言いながら、蚊やゴキブリは有無を言わさずバチンと叩き潰したり、殺虫剤・毒ガスで殺害。
命について、つじつまが合わないんですよね。
犬や猫、イルカや鯨は、人間の言動や行動に反応して対応でき頭が良いからってのは、相当な人間のエゴっていうか、ワガママな考えっていうか。
最近のテレビでの傾向が、あまりに極端な気がしてます。
犬や猫などの愛玩動物はかわいい、魚介類は生きたまま虐殺、コマーシャルでは虫類を毒ガスで瞬殺をアピール。
害をなすから仕方が無い、食糧なんだから仕方が無いでは、「虫にも五分の魂」からつじつまが合わないですよね。
自分自身、スズメってすごく小さくて丸くてかわいいなって、いつも見てます。
飼えるものなら飼いたい、愛玩したい。
でも、焼き鳥屋行くと、スズメの丸焼きも食べたい。
ホント、ワガママだよな。
中国だっけ？韓国だっけ？
犬や猫を食用にしてましたよね。
それを否定する気になれません。
うわぁ…とは思いますし、その肉を知って食べられるかどうかは別として。
自分自身では、俺ってワガママしてるよな、なんて考えてます。
相当な自分勝手だよなってね。
虫にも五分の魂って言葉、多くの人にとってはキレイ事ですよね？
僕自身、菜食主義にはなれそうもありませんし、蚊とか叩き殺しますし。
菜食主義者だってね、広い意味で言えば、植物にだって命はあるって考えもあるんですよね。
食べ物の関して、ありがたく頂く・ありがたく食べるのは当然なんだけれども、でもやっぱゴキブリは殺虫剤で毒ガス攻撃しちゃわないんだろうか？
そこは結局、人間の都合だけの話ですよね。
残念な事に僕自身、これ以上の哲学的・宗教的な考えを追求出来る気がしません。
って言うか、そういう思想なんかを追求してツジツマが合わせられるほど、頭も良くないですし。
多分、多くの人もそうだと思ってます。
やっぱ、ワガママで自分勝手ですよね。
虫にも五分の魂って言葉、多分、子供が生まれて育ててく時に教えてくと思うんですよ。
でも、虫にも五分の魂って目指すべき方向は正しいけどキレイ事だよ、人間ってワガママで自分勝手だよ、それを知って行動するのとキレイ事だけ言ってる事の差はデカイよって事も上手に伝えられればなと思ってます。
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